5月1日 一日目 上高地~涸沢

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バスは早朝上高地に無事到着!




無事は無事なんだけど、なんか湿度高くないか・・・・
湿度が多くて粒になって降ってきてるけど・・・・

しかも他の皆様はなぜザックカバーを・・・

認めたくない、認めてはいけない、しかし現実は「雨」。

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出来れば使いたくない「ザックカバー」を装備。
当たり前だけどコレ使うってコトですね、「雨」なんですよ・・・。 

ダイナミックなイマイ君は「ザックカバーねえ!」となぜか胸を張る。
まあなくてもいいんだけど5月とはいえまだまだ残雪期。
衣類やテント、シュラフなんかが濡れると厄介なので
急きょ「雨合羽」を購入してザックカバーにすることに。

それにバックパック濡れるとその分重くなるからね。
濡れない方が確実に正義です。うん。

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上高地~徳沢~横尾と林道歩きでここからが登山道。
「まあそのうち雨も止むだろう」
と信じていましたがどうやら根本から裏切られたようで
濃厚で低いガスがズンズンと・・・・


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残雪は雨で完全にクサれ雪な状態。 一番歩きにくい状態で疲れるな~

でも涸沢までいけば「おでん&ビア」と信じて突き進む!
ビア!おでん!ビア!おでん!と一歩一歩踏みしめる。


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完全雪道になりアイゼン装着~

このBDのアイゼン随分使ったけど思った以上に頑丈です。
ペツルの方もかなり使いやすいんだけどさすがに残雪期だと
岩が露出したりでアイゼンにかかる負荷をかんがえると値段的に
ちょっと使うの躊躇っちゃうな~

でもこのBDのは実は使いやすいのかも。
なんとなくだけどボクのガルモントの靴とも相性いい感じです。


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高度上げても雨は雪には変わらず小雨がパラパラ程度。
気温はそれほど高くないけれど何しろ20キロ超える超える荷物と
クサれ雪でもう汗だく。 イマイ君から湯気出てたもん。

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屏風岩もガスの中・・・・
ホントウニハレルノカ?
という疑惑が・・・

晴れもしないで穂高登っても何も見えないぞ・・・

思いだす昨年の悪夢。 ">(悪夢の記録)
3日間ずっと大好きな穂高の美しい稜線と槍ヶ岳を見れるコースを
設定したのに雨で「瞳を閉じないと見えない!」という生涯初の「妄想登山」を体験。
「妄想登山」ならそもそも自宅でも出来るのでは?というご意見もあるのですが
リアリズム的な観点からこのズッシリとしたバックパックと肌寒さがないとね・・・

大丈夫! 今回は晴れる! 必ず晴れる! てか晴れて!晴れろヴォケ!

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デブリ(雪崩の痕)を歩く。
先日の降雪がよほど多かったのかデブリだらけ。
この先は谷歩きだからすごい事になっているのかな?
トレースついていないと歩き辛いから嫌だな~

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大雪だ、雪崩だ、デブリだ、といってももう春なんですね。
雪塊の下では雪解けの水が勢いよく渓を流れています。
なんて言ってるけど、実はこれある意味「落とし穴」。
夏の路と違って雪があると地形無視してまっすぐ進んで行くけれど
実はその足元は空洞だったり・・

どうしても願ってしまう・・・










「逝け!イマイ!」

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左の黒いのが人・・
デブリすごいな~ 大きいな~
でもコレはゆっくり流れて下るタイプかな。氷河みたいにホントゆっくり下る感じ。
で、やっぱり歩き辛い!ココ。

ココ超えて最後の登りを登れば「おでん」! じゃなくテント場!でもおでん!そしてビア!


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涸沢のテン場到着~
すぐにテント設営!

小屋にテント届出しに行くと

「雪崩の危険があるので自己責任で♡ だから今回は無料です!」

と小屋で働くオネーちゃんはにっこりスマイル。
「まあいっか」とテント札受け取り振り返ると
あからさまに不安げで子猫のような顔をするイマイ君。

テン場は丘になってるから大丈夫だし、それでやられたらそれはもう仕方ないね。
とサッパリ説得力のないを強引に話して納得してもらう。

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夕方から天気は荒れる・・・
雨も大粒、風も強い。

後で聞いたのだけどこの荒天でお隣の常念山脈では遭難も多く死者も出たようで・・・。


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これのために生きてます!

涸沢きてコレがないとね。 ビア&おでん!!!! 

小屋の売店部分が先日の雪崩で倒壊したので心配でしたが無事に頂きました。
いや~ ホントに美味い!美味い! 

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雪崩ってホントにすごいパワーだなと改めて思います。
到着時も小屋番のお兄さん総出で修復していました。


で、実はココでアクシデント発生。
おでん食べて、さあ後は温かいシュラフに潜って寝てしまおう!
とテン場に戻ると・・・









イマイテントがドングリコロコロ・・・

強風でペグが抜けて荷物入ったまま転がっていました・・・。

この日の風はかなり厄介でボクもかなりの高さまでスノーブロック切り出して
積み上げて風をブロックしました。

まあとりあえずテント自体にダメージ無いようなのでもう一度ペグダウンすれば
問題ないと思いボクはテントに入り濡れたウエアを脱いで身体を拭きながら
横になると、あっという間に睡魔に襲われ・・・・

で約2時間後







寒っ!!!!!


と跳び起きる! なにしろ標高2300ほどの雪原なのです。 
その状況下でシュラフの中ではなく上でパンツ一枚で大の字で寝ていたダイナミックなボク。

危うく死ぬトコだった。
で、隣のイマイ邸を見ると、テントもきちんと張れている。
声をかけても返事がないのでイマイ君も御就寝。


と、思っていたら実はイマイ君も死にそうに寒さと戦っていたらしいです。

☆翌朝聞いたイマイ君の哀しい苦労話。
まず「おでんタイム」の後にテントがドングリコロコロ・・・
ココまでは知っていたんです
で、再度設営。
が、しかし強風で片手でテント押さえながらペグを打つ。
が、しかしクサれ雪でうまく刺さらない。
(スノーアンカーとかクロスバーでないと効かないんです)
そしてさらに追い打ち
強風でポールが曲がる。
(まあ雪山ではよくある事で一応リカバーグッズがあるんです)
が、しかしイマイ君はリカバーグッズを忘れたらしい・・・
そして雨風マックス♡
防風のためブロックを切りだしたり
雪を掘りテントごと埋める作戦に。
(ボクはこの頃、テントでパンツ一枚で大の字で夢の中・・・・)
イマイ君自力でがんばる・・・・
オレユメノナカ・・・・  スマン。

どうにかこうにかテント設営し直してイマイ君は小屋に暖をとりに。
なにしろ冷たい風と大粒の雨でズブ濡れだったらしい。

ここでボク「寒っ!」と起きてイマイ君に声かける。
小屋で小刻みに震えるイマイ君はトーゼンここにいるはずもなく・・・
ボクは「無事にすんだんだな」と勘違いし温かいウエア来てシュラフにもぐり込む。
イマイ君、小刻みに震える (たぶん)
オレ、安眠開始。
イマイ君、まだ震える・・・・ (たぶん)

そしてイマイ君はテントに戻る頃にはボクは完全に熟睡していたようで・・・

「なぜ起こさなかったの?」
と聞くと
「寝てたから」
とウルトラな答えのイマイ君。
これからは起こしていいんだよ、起こさないと死んじゃうぞ、アンタ。

結局朝方までこの風も収まらずテントを諦め小屋に避難した方も多かったようです。(イマイ君除く)

by yama-inu26 | 2011-05-01 19:01
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