2月6日 夕暮れ哀愁カステラなのだ。

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目の前で起きた事故。
不幸な三郎と叔父貴と姐御とカステラの物語・・・
 
※ちなみに今日は過去最大級に無意味に長いです。
















週末の午後5時前いつもより慌しい環状八号で全てが始ってしまいました。
ここの合流は非常に複雑でバイクで横断するときも何段階にも
分けないと進めないのです。 しかも車の方は信号なし・・・。

本線へと続く車列の先頭は小型車。
仮に運転手の彼をを営業職1年生の新人「三郎」とします。
この三郎は学生時代から気が弱く、会社でも成績はイマイチ。
人が良いだけでは出世しないという手本のような男なのです。

この三郎はこの合流でもなかなかうまく本線の流れを掴めず
アクセルを踏んでは勢いに乗れずストップ。
そんな痒くなるようなアクセルワークを繰り返していると

グワッシャァァン!

あまりのトロッさっぷりに後続車が三郎の小型車にヒット!

その全てをボクは目の前50センチで目撃・・・。

あ~ ぶつけた。 と思い「どこのアホウがカマ掘ったんだ~」

と後続車を見ると・・・

真っ白でデカく、さらにあからさまにアレなベンツ。

もうどうしようもないくらいコッテリとアレです。アレ。 仁義なきなんかのアレです。

もちろんぶつけられた三郎もこの事態に気付きとっさにルームミラーで
後続車を視認・・・

そしてそれがアレらの方々と確認・・・

すると三郎は考えた・・・
本来なら「おい!こら!ぶつけたろう!」と勢いよく出て行くのだが・・・

なにしろアレなんです。 それもかなりふか~いアレ・・・

その「アレ的ベンツ」には男女2人が乗車。

三郎がミラーでその恐ろしい白い魔物を確認すると同時に
運転手である方が白い魔物から勢いよくアレ度100%な叔父貴が出てきた。

でここで整理しましょう♡
登場人物
追突された新人営業マン「三郎」23歳
コッテりと見るからにアレな叔父貴57歳 背部に昇り龍飼育中。
眼光鋭い姐御「多恵」 53歳 背部に2匹の夫婦錦鯉放流中。
不幸にも目前でバッチリ目撃したオレ。

(一部脚色ありですが大体の流れは実話だよ。)


でこの叔父貴のお姿がすごい!

白いベンツから黒い毛皮で登場。

頭髪はあれですよ。アレ、 パンチっぽいの・・・
でサングラス。 毛皮はどうしてか腕は通したりしないで羽織るだけ
中は不思議な「濃い青色」のスーツ。

テレビでみたアレそのもの・・・・

そんなお姿で勢いよく車から出てきてブツけたバンパーチェック。

その間なぜだか被害者である三郎は車内でうつむいて般若心経朗読中。

叔父貴はバンパーを確認していると
今度はサイドシートから多恵が勢いよく降りてくる。

「アンタ!なに人様の車にぶつけてんのよ!」

なぜだか多恵のテンションはマキシマム。

でこのあたりからこの不思議な漫談が始まるのです。

多恵にいきなり怒鳴られた叔父貴はすぐさま車内の三郎のもとへ

コンコンと窓を叩く・・・
この段階で三郎の魂は三年前に他界した祖父・真次郎のもとにトリップ・・・

叔父貴「すまん! ぶつけてしまった。」
凄まじくドデカく野太い声が日産特製のパワーウインドー越しに三郎の脳味噌の響いた。

三郎は心の中で「先に逝く親不幸をお許しください」とつぶやき窓オープン。

「すまん!車ぶつけたんだ」

もうそれはみんな知っているにも関わらず連呼する叔父貴。

その後ろで「人様に・・・ 人様に・・」 とうわ言のように繰り返す夫婦鯉の多恵。


三郎はたぶん自分でもわかっていないのだろう。
窓を開けて一言。

「どうもすみません」

アンタは悪くないんだよ 三郎。

そして傷を確認する両者+多恵。
とそこで今度はなんとボクにまで不幸が・・・
何かを思い出したようにボクを見る。というか見つめる・・・

眼力鋭いその眼光はまるで電波のようにボクにメッセージを送り続ける・・・

「覚悟しいゃぁ」的眼力光線

多恵「オニーさん見てたでしょ! そこから全部見てたでしょ!」

はい・・・ 見てしまいました。

がしかしだここでボクの真空魔法瓶頭が今までにない加速度で計算開始。

あからさまにこれ以上ないくらい後続車が×だ!

がしかし下手に発言しようものなら

あんなことからあんなことまで

でこねくり回されて終いにはそんな事まで!

という事をされて捨てられるんだろうなと答えをはじき出し。

いざとなれば三郎を犠牲にしてしまえという結論に

ここまで事故発生から数分、多恵の「オニーさん」発言から0,8秒。

緊急時には役に立つんだ真空魔法瓶頭!


名誉の戦死だ!さらば三郎!とおもっていたが意外な事に

「オレがブレーキ間に合わなかった!すまん!」

叔父貴いい人~♡
 
いやココでそれに騙されると事務所なるところに連れて行かれて

あんなことからあんなことまで不幸のオンパレードだ

ここである真実が発覚。

ほとんど両者無傷!

三郎はともかく何が何でもこの「場」から脱出したいようでしきりに

「たいした傷でないんで平気ですよ」

を連呼。 もうこの際この「場」から出れるなら自腹で修理したほうがいい。
と考えたのだろう。
さらに三郎

「早く帰社しないとまずいんです。」

この一言になぜが叔父貴が切れた・・・


「もしコレで帰ってニイさんが上司なんかに怒られたら俺はやりきれない」


三郎はもっとやりけれないよ、

叔父貴・・・ 上司よりアンタが怖いんだよ、三郎は・・・


叔父貴「オイ!すぐに保険屋に連絡しろ」

やけに必要以上に強く頷く多恵。

三郎は「いや、別に凹んでるわけでもないですから・・・・」

対して叔父貴「いや悪いのは俺だ」

叔父貴 空気微塵も読めず・・・・・・

でここでまたおもしろい現象が・・
この場所は環八に合流する交差点なのだが右折レーンと左折レーンに分かれている。
がしかしこの2台は完全に左折レーンをふさいでいる。
つまり左折レーンは大渋滞。
しかしその叔父貴の「アレ的オーラ」にクラクション等は皆無。
しかも左折を諦め後続車は

続々と右折レーンに入りそのまま右折・・・

たぶんみんなこの状況を察して

目的地に対して180度真逆に進行・・・


がしかしここにも不幸な一般人が・・・

実はこの分離帯のおかげで右折レーンにも行くことも出来ないトラックが
見れば「Kー1に出た事あるでしょ」的なガテンでマッチョなお兄さんが2人。
がしかし・・・ この2人

運転中にも関わらず完全に俯き読経開始・・・

もう完全に目前に起きたこと事実から現実逃避している模様・・・・


そんな事をしているうちに
多恵が戻ってきて興奮気味に

「あんた、番号(電話)がわかんないよ」

叔父貴「ああああ~ あんだぁとぉぉ」

三郎→呼吸、心拍急激に上昇・・・・・


三郎「いやホントに大丈夫ですから、もう大丈夫ですから」


叔父貴「いやこういう事はキチンと筋通さないとダメだ」

三郎→幽体離脱目前・・・・

三郎「ほんとにどこもなんともないですから・・」


叔父貴「オレの気がすまないからな」


叔父貴の気が済む云々より、みんなは無事に済んで欲しいんですね。


三郎→臨死体験開始・・・・

しかし保険屋とも連絡できないので進展がない。

叔父貴何かを閃く。

そして黒い毛皮の内ポケットに手を入れる・・・

その仕草、NYなら撃たれますから・・・

三郎→ショック症状が出始める・・・

叔父貴が毛皮のコート内ポケから出したのはワニ!


マジシャンか・・・?

と思いきやドデカい鰐皮のお財布。 ともかくデカイ!

そして叔父貴は財布から現金を取り出し

叔父貴「今、手持ちが20万しかない」

といきなり話を勝手に進めだすがもちろん僕もトラック読経ガテンニイちゃんも意義異論なし。

叔父貴「いろいろあって手持ちが少ない。面目ない。」

「いろいろあって」・・・
きっと、あんなことやらこんな事なんだろうと考えまた萎縮する面々・・・

叔父貴「おい、オマエいくら持ってんだ?」

もちろん多恵に向けられた言葉だけれど

思わず自分の財布を出そうとした貧弱なボク・・・・


多恵「あたしはカードしかないわよ」

間髪いれず

叔父貴「ちっ、だから女はだめんなんだよな~」

とボクの方を見ながら同意を求められるが


後方では眼光鋭き「夫婦鯉の多恵」のお姿が・・・

返事に困るボク・・・   失神寸前・・・・・

叔父貴「とりあえずコレで修理してくれ」

三郎→意識回復

三郎「そんな大金掛からないですから・・・」

叔父貴「じゃあ飯でも食ってくれ」


20万って・・・ どんな飯だ・・・

叔父貴の感覚は全てがミラクル異空間なのだ・・・・


しかし幽体離脱率67%の三郎がここでいきなり火を吹いた!

三郎「そんなに食べれないですから・・・」

三郎バンザイ・・・・・!

叔父貴真顔で

叔父貴「みんなで食べろよ!」

あ~ このミラクルな会話についていけない・・・

で忘れていけないのが

俯いたままのガテンブラザーズ・・・・  @読経継続中・・



叔父貴「ともかくコレだけは取っておいてくれ」

三郎「いえそれは受け取りません」

叔父貴「それじゃあ筋が通らない」

三郎「お金は受け取れません」

そんな押し問答が繰り返される空気を換えたのは多恵だった。

多恵がまた何かを思い出したようにいきなり叔父貴に駆け寄り耳打ちする。


ドイツもコイツもまとめて沈めよう的な会話なのか・・・

三郎→また幽体離脱開始・・・

と叔父貴がボクを見る・・・

ボク→失禁開始。

多恵→車のに戻りトランクからなにやら出し始める・・・

チャカだ・・・ 絶対ハジかれるんだ・・・

多恵→紙袋になにやら箱状のモノを詰め始める。

三郎→亡き祖父真次郎と交信開始・・・・

多恵がセッセと取り出してるのは・・・



カステラだよね・・・・

金色のあの箱は間違いなくカステラだ・・・

多恵→紙袋をもって三郎のもとへ。

多恵「あなたカステラ持っていきなさい」

いきなりの展開に戸惑う面々。
いきなり事故→20万→カステラという信じられない展開だ。
しかも・・・

なんでそんなにカステラ持ってるの?

紙袋にはいかにも高級そうで「並カステラ」より一回り大きいカステラが

5~6本入ってる。


三郎→意味不明な展開に絶句しポカ~ン・・・

多恵→また何か閃いた模様・・・

この人の「閃き」はデスラー砲クラスの威力なのです。

多恵→また車へ・・・  またカステラ登場!


あんたらカステラ屋なのか?

多恵→今度はなんとボクに駆け寄る

多恵「おにいさんにも時間取らせたからカステラ持って行って!」

ボク→メッセンジャーバック&SURLY号・・・・

ボク「ちょっとバックに入らないんで・・・」

多恵→わかりやすく、これ以上ない位に不快感な御顔で

多恵「最近の若い人は遠慮ばかり!」


遠慮じゃなくてビビッてんだよ・・・


とその時今度は叔父貴が閃いた!


頼むからアンタらあんまり閃かないで・・・・

叔父貴→手にした20万から1枚抜いてこちらに来る


叔父貴「そうだよな、時間取らせたんだからコレで飯でも食べてくれよ。」


三郎20万、ボク1万の現実的比率

もちろん異論なんて微塵もありません。

ボク「いやそれは受け取りません。見ていただけだから。


叔父貴「いや、見ているだけでありがたいんだよ。」


なぜ? 「ありがたい」なんだ????

叔父貴→三郎に振りかえり申し訳ないように


叔父貴「申し訳ないな、19万になってしまった」


三郎→流れに乗れず溺死寸前・・・

ボク→受け取り拒否・・・

叔父貴→眼力光線照射開始

多恵→頼むからこれ以上は閃くな!

結局、叔父貴は無理やり押し込むように20万を三郎のポケットに・・・
さらにバックに入らなかったのでカステラも三郎に・・・


三郎、高級カステラ10本獲得・・・・・


そしてガテンブラザーズ・・・  未だ読経続行中・・・


そして各々の車に戻り一件落着。

事故発生から約15分ほど・・・・・

叔父貴は自分の車に乗るとき後続で詰まったまま読経する2人に気付き・・・

叔父貴→トラックのウインドーをコンコン・・・・


ガテンブラザーズビクッ!!


叔父貴「待たせてすまないな」

ガテンブラザーズ→さも何事もないように

ガテンブラザーズ「ど、ど~もで~す・・・・」

叔父貴→軽く会釈して颯爽と白い魔物ベンツに乗り込み


プップププァァァァ~~~~~ン

とエアホーン全開で環八を世田谷方面へ・・・・


三郎→石化・・・・・・

ガテンブラザーズ→会釈し慢心の笑顔で世田谷方面へ・・・

ボク→西荻方面へ・・・・・




三郎→石化→そして風化・・・・・




さらば三郎! カステラ食えよ!



これ、ネタじゃないよ♡


























































 
by yama-inu26 | 2007-02-06 15:54
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