8月19日 北岳肩ノ小屋→広河原

e0082234_15135461.jpg


昨日より確実に寒いんです。標高3000の朝は・・・





ご来光は見たい、でも寒いのは嫌いだ・・・
ダウンシュラフから這い出るのには覚悟と決断と実行力が必要です。ハイ。
e0082234_1514567.jpg

お月様と金星(?)
気温はどうやら3度程度だそうです。
嫌だな、そんな気温。

でも空は美しくゆっくりと暁色に。
e0082234_1514138.jpg

今日も正面の鳳凰三山からご来光。
地蔵岳のオベリスクのシルエットがハッキリ確認できます。

e0082234_15142149.jpg

ご来光を見るのも大変です。 なにしろ寒いんです。
という事で本日もSatooは「房総の漁師」モードでございます。
e0082234_15143047.jpg

朝ごはんを少し早めに準備。
朝はお赤飯。 お昼の山菜おこわも準備しておきます。

毎日3食分は荷物が軽くなるので日に日に楽になるんです。

残りは非常用の食料だけになりました。

e0082234_15144084.jpg

肩ノ小屋直下にある水場に下りて水を確保。
結構な斜面を下るのですがたぶんここの水場は国内でも
最も高所にある水場だと思います。 2900mくらいかな。

小屋で分けてもらえる水はこの高度になるとほとんど天水だしね。

e0082234_1515171.jpg

3000近い高度ですが猿がいました。
決して野猿界のスーパースターSatooとは関係ないと思いますが・・・
e0082234_15151151.jpg

すげえチョロチョロ・・・
でも凄まじく美味しい水です。
なにしろこの下に雪渓があるんです。
雪渓の融雪水でない!というのがなんだか贅沢。
で、この水を自宅で氷にしてロックでモルトにするんです♡
という事で4リットルキープ♡

せっかく軽くなった荷物がここに来て初日なみに重くなりました・・。
e0082234_15152416.jpg

水場の周りは「死後の世界」なみのお花畑♡
という事で本日の「わあ~♡キレイ♡」

e0082234_15154149.jpg

連日美しいチシマキキョウ。

e0082234_15155230.jpg

少し遅いですがチングルマ。
e0082234_15163100.jpg

チングルマは花穂もかわいいな~
e0082234_15161563.jpg

クルマユリみたいだけど連座で咲いていないからコオニユリかな?
e0082234_15162999.jpg

ものすごい数群生してました。 タカネヤハズハハコ。
e0082234_15164157.jpg

ハクサンフウロ、少し遅いかな・・
ピークが合うとあたり一面咲き誇ります。
e0082234_15165592.jpg

キタダケトリカブトかな?
もしかしたらホソバトリカブトかも。
どっちにしても食べるとすげえ効くよ。
e0082234_15171065.jpg

いよいよ下山開始・・・
「ここで怪我したら下山せずにこのままいられるのでは?」
とか
「天候が荒れて下山できないということにしよう」
などと考えるほど下山したくない・・・
e0082234_15172553.jpg

このまま甲斐駒までいってしまうか・・・?
それでついでに鳳凰三山へもそのまま入って・・・

夢は広がりますが現実は・・・     御察しください。
e0082234_15174166.jpg

どんどん高度を下げていきます。

しかしまあホントに4日間バキッと晴れてくれました。
南アって雨のイメージがあるのでなんだか信じられませんが
ガスもほとんどなく視界良好の4日間です。
e0082234_15175532.jpg

今年は春先に雪がドカッと降ったらしく雪渓にもタップシ雪が残っていました。
今が気温のピークなのでこのまま秋、冬と新雪まで続くのかな~

ここ冬季は「雪崩の巣」みたいなトコで怖いイメージと思い出がありますが
夏山だとなんだか穏やかで心地がいい風なんか吹いていいトコなんですね。
e0082234_1518111.jpg

心地の良い風・・・

訂正します。

結構寒い・・・

雪渓沿いに冷たい風が下りてきて天然のエアコンは「強」モードで稼動中。
自宅や職場でこれだけエアコン効かせると確実に「でんこちゃん」来るな・・。
e0082234_15182788.jpg

雪渓前でお昼御飯。

近づき過ぎるとチト寒い・・。
e0082234_15184250.jpg

やっぱり中に入りたくなります。
で、入るともちろん寒いんです。
ウチの会社の保冷庫より寒いかも・・
e0082234_1519577.jpg

バットレスや8本歯のコルからのルートだとこの雪渓で下りてくるのかな?
所々は薄く踏み抜きそうな薄さ。
なんとかしてSatooをここで走らせようと思いましたが
作戦がばれてしまい失敗に・・。
e0082234_15192216.jpg

南アルプスの雪解け水を・・・
というのがウリな「南アルプス天然水」を製造中なり。

サントリー製はたぶん井戸からの組み上げだから
こちらの方が「ホンモノ」かも♡

でも気を付けないと冬季に滑落した亡骸が春先この辺りの雪渓内から
発見されたりもするんですね・・。
e0082234_15193998.jpg

これは亡骸じゃなくSatooです。
寒いとこういう顔になるんです。
e0082234_15195839.jpg

さっきまでいた3000mではちょろちょろな水場が高低差1000mほどでここまで
大きな渓になるんですね~
凄まじく冷たく澄み切っております。


e0082234_15201781.jpg

本当にSATOOお疲れ様でした。
一応Satooがバテたりした場合にエスケープ路も考えてあったけど
やっぱりSatooには必要ないんだね!!


e0082234_1520396.jpg

この橋渡れば終了・・・

濃霧や降雨、落雷等が微塵もミクロもなく4日間ただひたすら快晴だったのですが
こんな事は初かも。 むしろ雲がなく日焼けが冬山時のような焼け方してしまいました。

怪我も無くただただひたすらに楽しい山行でした。
それにしてもSatooには脱帽だ。
初めての本格的登山だろうし、初めての2000m以上の山々。
てか2000どころか4日のウチ3日は3000クラスだしね。
いくら南アルプスは登りやすいとはいえ鎖場、ハシゴ、
ガレたナイフリッジなんてのもあって結構テクニカル。

しかも十数キロのバックパックで全日ともテント泊。
御飯は全て山食アルファ米・・。

それでもSatooは「楽しかった!!」を連発してくれたのがなによりでした。

お互い4日間バイシクル無しで過ごすなんて事自体がかなり奇跡に近いのですが
目一杯休日と南アルプスを満喫した日々でした。

本当にSatooお疲れ様でした!



☆下山後の余談
山を下りてまず
「何か食べよう!」
という事になりました。
4日間アルファ米に湯を入れたりレトルトを湯で温めたりだったので
調理に「湯」のからまないモノを食べようという事に。

仕事柄大変申し上げ辛いのですが








マックに行きました♡






2人で話しあって「ジャンクが食べたい!」という事に。
雲上の美しい世界のままで東京に戻るとたぶんギャップがきついだろう
その前にまず体内から汚してしまおう、という意味不明な作戦なのですが










マック本気でうまいね♡







いや~ 生涯で一番うまく感じたマックだった。









特にコーラは死ぬほど星5つ確定



あんまりうまいからハンバーガ2個も食べちゃった♡





あのうまさは絶対に








オーガニックじゃ無理だな。





山では1食が500キロカロリーほど、1日でも2000キロカロリー以下だったのに
このマックで1食で2000キロカロリー越えたかも・・・

マックすげえよ。

by yama-inu26 | 2009-08-19 17:59
<< 8月20日 復帰できません。 ... 8月18日 北岳山荘→北岳肩ノ小屋 >>